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2023/09/08

整骨院・接骨院を開業・経営した柔道整復師の年収は?儲からない?1000万は越える?

(2023年8月加筆・修正)
注意: 本コラムでは「整骨院」と「接骨院」の言葉を使用していますが、これらは同じ意味を持つ言葉として扱われます。どちらの言葉も同じ施術や治療を指すものとしてご理解ください。

柔道整復師業界をとりまく環境の現在の動向とは?

近年、柔道整復師の業界は多岐にわたる変化を見せています。健康志向の高まりやライフスタイルの変化に伴い、多くの人々が自然治癒力を高める治療法や独自の施術方法を求めています。

このような動向から、開業する整骨院や整骨院の数は増加傾向にあり、特に都市部では競争が激化しています。また年収も上がりづらい状況の方が増えています。

また、EMS治療やSNSを活用したマーケティングなど、新しい技術や戦略の導入が進められており、業界全体が進化を続けています。

しかし、一方で整骨院の廃業率も上昇しており、経営の難しさも指摘されています。このような状況を踏まえ、柔道整復師としての独立開業やキャリア、年収アップを考える際には、業界の動向をしっかりと把握し、経営やご自身のキャリアについて適切な戦略を立てることが大切になってきます。

整骨院経営者の年収の平均はどれくらい?

一般的に、独立開業をすると、年収が上がると思われる方が多いのではないでしょうか。
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整骨院を開業した経営者としての年収は、多くの要因によって変動します。一般的に、独立して開業し、自然にリピート患者様やその紹介が増えるなど成功した場合、柔道整復師の年収は、サラリーマンとして働く場合よりも高くなる可能性があります。

しかし、そのような状況になるまでには多くのリスクと日々の努力が大切になってきます。

整骨院の経営の成功は、年収のアップにつながりますが、施術技術だけでなく、集客力や経営戦略、地域のニーズの理解など多岐にわたるスキルが求められます。特に、新規の患者様を獲得し、リピーターとして固定の患者様を増やすことは、安定した収入を得て、年収アップのための鍵となります。

また、最近のトレンドとして、SNSやウェブサイトを活用した情報発信やオンラインでの予約受付など、デジタルマーケティングの取り組みも重要です。これにより、より多くの患者様との接点を持ち、信頼関係を築くことができます。

経営者としての収入(年収)は、経営の規模や地域、施術内容などによって大きく変わるため、一概には言えませんが、成功すれば年収1,000万円以上を目指すことも夢ではありません。

開業せずに正社員でいた場合の年収

正社員として整骨院で働く場合、年収は大きく変動することがあります。

経験やスキル、勤務地や働く整骨院の規模によっても異なります。

一般的に、都市部の整骨院では年収が高くなる傾向がありますが、地方では低めの年収の場合も。また、自分のスキルや経験を活かして、専門的な治療を提供することで、さらなる年収アップのチャンスも。

独立開業や自営業を始めた際の平均的な年収

独立して整骨院を開業する際の平均年収については、多くの要因によって異なり、その年収については、正社員の場合よりもさらに大きく差がでてきます。

初年度の平均年収は、経験、立地、サービスの質、マーケティング戦略などの要因によって変動します。

一般的に、初めての年には多くの開業者が赤字を出すこともありますが、経営戦略を適切に実施することで、収益を増加させることができ、年収をアップすることができます。成功するためには、適切なビジネスプランの策定や、顧客のニーズに応じたサービスの提供が不可欠です。また、定期的な研修や技術の更新も重要な要素となります。独立開業には成功させるために多くの施策が必要となってきますが、その分大きく年収に跳ね返ってくるのではないでしょうか。

<h5>一人での整骨院経営では、年収の調整が容易?

一人整骨院を開業した場合、年収の調整がしやすいと言われています。

整骨院を開業する際、経営の自由度が高く、自分の働き方や年収を自分で決めることができるのが大きな魅力となっています。

特に、一人での開業の場合、経費のコントロールや収益の最適化がしやすく、自分のライフスタイルや目標に合わせて年収を調整することが可能です。一人整骨院を開業した場合、固定経費が少なく、利益率が高くなる傾向にあります。

そのため、年収を増やすための戦略や取り組みを自分で考え、実行することができます。整骨院を開業する際の経営について、詳しく知りたい方は、アイワ接骨師会に相談することをおすすめします。

複数スタッフのいる院の場合はビジネスの拡大が期待できます

スタッフを持つ整骨院は、事業の拡大や多様なサービス提供が可能となります。これにより、売上をさらに上げることができ年収アップに繋がります。

複数院を経営・開業している場合

複数院を経営する際、経営効率を向上させるための方法が求められます。複数の院のデータを一元管理することで、効率的な運営が可能となります。この一元管理により、各院のデータを簡単に比較・分析することができ、経営判断の材料として活用することができ、効率的に年収をアップすることができます。

さらに、各院間の情報共有もスムーズに行えるため、患者様へのサービス向上や業務効率化にも寄与します。このようなシステムを導入することで、複数の院の経営をよりスムーズに進めることができるでしょう。アイワ接骨師会でも、まとめて療養費を請求できるなど、複数院経営に対応しています。

整骨院を開業すれば年収1,000万円以上を目指すことは実現可能?

整骨院を開業すると、自分のビジョンや戦略に基づいて経営を進めることができます。
その結果、十分な努力と適切な経営戦略を持っていれば、年収1,000万円以上を実現することも夢ではありません。

ただし、年収1,000万円以上を得る成功への道は簡単ではなく、経験や知識、そして継続的な努力が必要です。

売上と利益を把握し、目標を設定する

1.事業の利益とは?収入から必要な経費を引いたもの。
事業を運営する際、売上だけではなく、経費も考慮する必要があります。そのため、収入から必要経費を差し引いた金額が、実際に手元に残る利益となります。これを理解することは、健全な経営の基本となってきます。

2.整骨院の売上は、患者様の来院数と治療の平均料金、さらに物販の売上を合算したものです。
売上=患者様数×単価×通院回数です。
整骨院の収益は、どれだけの患者様が来院し、その平均でどれだけの料金を支払ってもらえるかに大きく依存します。さらに、整骨院内での商品販売などの収入も加わり、総売上となります。これらの要素をしっかりと把握することで、経営の方向性を明確にすることができます。

整骨院の売上を増やすには強みを打ち出すことが重要

整骨院の売上を増やすためには、自院の強みや特色を打ち出すことが重要です。これにより、競合他院との差別化を図ることができます。

整骨院の売上を伸ばすための鍵は、うまくいっている院の良いところをとりいれ、自院の独自性や強みを明確にアピールすることです。

多くの整骨院が存在する中で、自院を選んでもらうためには、何が違うのか、どんな特長や強みがあるのかをしっかりと伝えることが必要です。そのためにはうまくいってる院の良いところを取り入れることが大切です。その強みを前面に打ち出すことで、患者様の信頼を得やすくなり、結果として売上向上につながります。

整骨院の利益や売上は、開業する前の準備段階で形成されます。

整骨院を開業する際、事前の計画や準備がしっかりと行われているかどうかが、後の売上や利益に大きく影響します。適切なリサーチや戦略の策定、そして資金計画など、開業前の段階での取り組みが成功の鍵となります。

開業を成功させている先生の多くは、事前にしっかりとした目標設定を行っています。

ここでの目標設定とは「KGI・KPI・KDI」の3つを指します。
開業前に作成した事業計画が「絵に描いた餅」にならないようにするためには、KGIとKPIの達成が不可欠です。そのために明確にしなければならないのが、KDI=「どのような行動をするのか」です。

KGI:ビジネスの最終目標を定量的に評価するための指標。売上高や粗利益などがこれにあたります。

KPI:KGI を達成するための各プロセスが適切に実施されているかどうかを定量的に評価するための指標

KDI:KPI の実現のために行う行動計画を計測する数値。施策・行動を見える化をしたもの。

これらを達成するためにはレセ枚数でや、新患、再診、離反者数の年齢、性別、職業別でデータを仕分けて分析していく必要があります。

一店舗の場合、このような目標設定に付随する数値管理や分析はスタッフが入ってから始めればいいという考えの先生がいらっしゃいますが、それは間違いです。

来てくれた患者様にまた来院していただくための仕組み作りとそのために必要な数値管理は、一店舗経営でも複数店舗経営でも大きな違いはありません。「数字が苦手だ」という先生でもアイワ接骨師会が、経験豊富な専門家からのアドバイスや情報提供などしっかりサポート。整骨院経営の成功への道をサポートします。

整骨院の収益を増やすためには、自費診療のメニューを取り入れることが大切です。

健康保険の範囲外の治療やサービスを提供することで、患者様のニーズに応じた多様な選択肢を提供することができます。このような自費診療メニューは、整骨院の収益源として大きな役割を果たし、患者様からの信頼や満足度向上にも寄与します。患者様のニーズは主に患治・根治・予防にあります。そこに対して再現性や生産性の高いメニュー開発をする必要があります。

失敗しないために開業前にやっておきたいこと

成功する整骨院とそうでない整骨院の違いは、開業前の計画や取り組みにあります。しっかりとしたリサーチ、資金計画、そして市場分析など、開業前に行うべきことは多岐にわたります。これらの事前準備を怠ると、後々の経営に大きな影響を及ぼす可能性があります。

事業計画を立てる

事業計画は、整骨院の方向性や目標を明確にするための重要なツールです。市場の動向、予想収益、必要経費などを詳細にまとめることで、リスクを最小限に抑えながら効果的な経営を進めることができます。

開業後の運用費を含めた資金の準備

整骨院を開業する際、日常の運営費や予期せぬ出費に備えて、充分な資金の確保が欠かせません。

開業初期は収入が不安定な場合が多いため、年収にもバラつきが出てくることもあります。適切な資金計画を立てることで、経営の安定を図ることができます。また、突発的な出費や設備投資など、開業後に必要となる資金も考慮して、余裕を持った資金計画を策定することが重要です。

まとめ

整骨院を開業・経営する際のポイントや注意点を詳しく解説しました。成功するための準備や戦略の策定は、経営の安定と成長に直結し、ご自身の年収にも関わってきます。。これらの情報を参考に、より良い整骨院経営を目指してください。

アイワ接骨師会なら、経営のノウハウや多岐にわたる知識を得ることができます。

整骨院の経営や業界の動向、専門的なスキルや知識を深めたい方には、アイワ接骨師会がおすすめです。経験豊富な専門家からのアドバイスや情報提供を通じて、目標年収の達成など整骨院経営の成功への道をサポートします。

柔道整復師の整骨院開業を成功へ導くパートナー「アイワ接骨師会」

柔道整復師の皆様にとって、整骨院の開業は大きな一歩です。

アイワ接骨師会は、柔道整復師の皆様の開業をサポートする強力なパートナーです。経営のノウハウを知りたい、もう少し年収を上げたいなどご相談があれば、詳細はアイワ接骨師会のこちらでご確認ください。成功への第一歩を踏み出しましょう。